【体験レポート】派遣で特養看護師を3ヶ月してみた〜特養看護師の仕事内容とブランクがあっても大丈夫な理由〜


退職してから早、3ヶ月.気づいたら保育園的な関係の求職締め切りの期間(退職してから3ヶ月間は求職期間があるけど、それすぎても復職しない場合は退園してくださいっていう期間)まで2週間!(やばっ!)

こりゃ派遣しかない!と思い派遣に登録させていただきました.今回利用させていただいたエージェントは看護roo.電話口のお姉さんは親切丁寧で、押し売りな感じもなく、私的にはとってもよかったです.
今回の目的をきちんと説明しつつ、つなぎとして3か月間限定で特別擁護老人ホームの看護師をさせていただきました.

新卒で急性期病院に勤めてから初めて違う職場で働いてみた感想を記載したいと思います.特養の看護師に興味がある方の参考になればと思います.

あなたがこの記事を読んだら、こんなメリットがあります^ ^

1,特養看護師の役割と、主な仕事内容がわかる
2,特養看護師の経験やブランクがあっても大丈夫な理由
3,派遣看護師の実際の給料と、特養看護師の給料の相場
4,まとめ

特養看護師の役割と、主な仕事内容

特養看護師の役割

役割としては、入所者様の体調管理.
特養は要介護3〜5と高めの介護度の方々が利用される施設のため、看取りや急変対応なども看護師の重要な役割となります.

私の派遣された特養は、看護師の夜勤はなく、オンコール対応がある施設でした.特養によっては夜勤があることもあるようです.

特養看護師の主な仕事内容


・服薬管理(boxへ内服セット)
・経管栄養
・創傷のケア(褥瘡処置や軟膏塗布)
・喀痰吸引
・インフルエンザなどの予防接種
・入退院のサポート
・看取り、緩和ケア

と言ったところです.特養看護師の仕事は服薬管理・経管栄養・創傷のケアが8割と言っても過誤ではないと思いました!

実際のタイムスケジュール(あくまで一例)


8時:朝分経管栄養→9時:翌日分の内服セット(結構時間がかかる)→10時:創傷のケア回診→11時半:昼分経管栄養→12時:休憩→13時:内服を各フロアの介護士とwチェック→14時:記録→15時:創傷のケア続き→16時:夕分経管栄養

基本はこれ.週に2回かかりつけ医の往診の補助をしたり、ショートステイの利用者さん担当だと、若干の違いはあるけれども、難しさは特にありませんでした.

病院では一息つくことも難しいほど忙しかったのに…あれ、だいぶ余裕がある、といった印象でした(直接雇用されている社員さんや、パートさんは忙しいと言っていましたが.)

特養家看護師の経験やブランクがあっても大丈夫な理由

私事態、病院以外で働いたことがなく医師が常駐しない施設での利用者さんの健康管理はできるのだろうか、との不安はありました.

でも大丈夫です.
ここでは、実際に一緒に働いた愉快な看護師さんたちの紹介をします.

Aさん50代、常勤:Aさんは、大学生と中学生の3人の子供を持つお母さん.おちゃらけキャラの癒し系です.いい具合にゆるく、みんなをまとめてくれています.子育てのために病院を退職してからはしばらく看護職から離れていたそう.特養看護師を初めて1年、以前は老人ホームで2年ほど働いていたそう.

Oさん30代、パート:Oさんは美意識高めの既婚者で、まだお子さんはいないそう.20代の時に勤めていた病院が激務すぎて退職してから、1年ほどフリーターをしたそう.その生活に飽きてきて友人の勧めから派遣に登録.一度派遣切りにあってからは、都度の面接が面倒になりパート契約に切り替えたそう.若いからか、一番テキパキ働いている印象.

Nさん70代、パート:Nさんは、週6−7で働いでいるスーパーおばあちゃん.働いていないと気持ち悪いらしく、クリニックと掛け持ちをして働いているそう.生涯現役宣言しており、キビキビ仕事をしている.『私、オペ室なら100歳になってもやりたいくらい!』(やられている方はコワっっ!)朝就労40分前に出勤し、すでに仕事をし始めている.本腰を入れているのはクリニックの方で、特養には週1−2回程度.そのためか、『私、あんまり覚える気もないのよね.』なんて言いつつも、人並みに働いている

Sさん70代、パート:Sさんは、元看護学校の先生.Sさんは、『看護師人生最後は臨床に出たくて.』なんだか、教科書に書いてありそうなことを言っていた.特養看護師を2ヶ月前から始めている.高齢な上、臨床経験が少ないため、何回も教わりながらゆっくり慣れていってもらう…みたいな感じらしい(最近、経管栄養と内服セットを覚えた感じ)

Nさん40代、パート:Nさんは、保育園に通うお子さんがいるママさんナース.時短.病院→訪看→特養という順でキャリアを進めてきた.しっかりしてて、お姉さん的な印象.

 
どうでしょうか.
とくに、Nさんはなんというか…すごいですよね!

70代になって、臨床から40年離れていたのにまたやりたくなったから始めたって.
人って、やる気さえあれば何歳になってからでも遅くないって、、見本になりました.

しかし、Nさん、物覚えはやっぱりイマイチなんですよね^^;.

でも、メモを一所懸命とって(←ただ、何回も同じ内容をメモしているらしい💦)覚えようと努力しているし.

長い目で見れば人並みに動けるようになるのかな??という印象でした.

派遣特養看護師の給料相場と正規雇用で働いた際の給料相場

私自身は、派遣で特養看護師をしています.ちなみに、2150円です.週4日勤務で、1カ月27.5万となります.そこから社会保険を引かれて22万円とのことです.

そして、特養看護師の相場としては、 平均年収約500万円

病院での激務や、時間外の委員会活動などのグレーな時間などを考えると、時間のゆとりという観点からは、まあまあ無難なのかなという印象でした.

まとめ

介護施設の看護師は、利用者の健康管理を担う重要な仕事です。病院で働いていたときよりゆとりを持って入居者・利用者さんに関わることができます.関わりにより利用者さんの笑顔を見ることができるため、ややりがいを感じることができます。

病院看護師に比べると身体的な負担も少ないため、仕事と家庭を両立したい看護師、結婚や出産などでブランクが空いた看護師に向いている職場といえます。高齢化社会が進む中、介護施設の看護師のニーズはこれからますます増えるでしょう。

看護師の転職先の選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

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